英文契約書翻訳のポイント8
英文契約書の一般条項
一般条項とは、以下のような条項をいい、通常 General Provisions, Miscellaneous, Other Provisions といったタイトルで契約書の後半にまとめて記載されます。一般条項の多くは、長年の経験や判例を基にして確立されたもので、一般条項の内容をよく読んでいないと、問題にならないと思われるようなことでも契約違反になるような場合があり、当事者間の関係が良好なうちはいいのですが、関係が悪化しているようなときなどは、些細なことでも違反を盾に紛争に発展しかねない危険がありますので注意が必要です。
○当事者間の関係 (Relationship of Parties; or Privity)
○秘密保持 (Confidentiality)
○不可抗力 (Force Majeure)
○契約期間と契約の解除 (Term and Termination)
○契約終了後の取扱い (Effect of Termination)
○契約の譲渡 (Assignment)
○準拠法 (Governing Law)
○裁判管轄 (Jurisdiction)
○仲裁 (Arbitration)
○通知 (Notice)
○使用言語 (Language)
○権利の放棄 (Waiver)
○契約条項の可分性 (Severability)
○契約の完結性 (Entire Agreement)
○見出し (Headings)
○複本 (Counterparts)