英文契約書翻訳のポイント7
英文契約書の英語の特徴2
以下は、同義語の反復とラテン語の代表例です(右側は用語の意味)。
同義語反復の起源は、ノルマン人の英国征服 (Norman Conquest) の時代に遡るようです。Norman Frenchを話す支配階級と英語しか話せない被支配階級のAnglo-Saxonsとの間の言語障壁を取り除くために、英仏同義語を並列する方法を取ったといわれています。
同義語反復
make and enter into 締結する
terms and conditions 条件
full force and effect 有効
null and void 無効
keep and maintain 維持する
due and payable 期限が到来し、支払うべき状態にある
final and conclusive 最終的/終局的
save and except を除き
ラテン語の多用
bona fide 善意の
inter alia とりわけ
in lieu of の代わりに
per annum 1年につき
mutatis mutandis 準用
pari passu 同等の/同順位の
prima facie 一応の
de facto 事実上の
pro rata 按分により
proviso 但し書き
et cetera (etc.) 等
versus (v., vs.) = against